06.20.05:00
■ くろうさ2開発記_5 <複製編>
通常のガレージキットでは、原型をシリコーンゴムで型取りし、レジンを流して硬化後に取り出した複製品をもって、商品としてのガレージキットは完成形となります。
(個人製造のプラモデルのようなものなので、組み立ては購入者様ご自身で行っていただきます。)
ただし、シリコーンゴム型の寿命は短く、複製を50回程こなすと型は使用できなくなってしまいます。
宇宙うさの場合、通常で100個〜200個程のキットを生産したいので、同じシリコーン型が大量に必要になります。
生産効率を上げるため、やや特殊なシリコーン型の製作方法を採用しています。
2026/4/8(192日目)正式な型取りスタート
2026/4/19(203日目)片面粘土埋め完了
くろうさ2の生産用シリコーン型のマスターピースになる型なので、可能な限り高い精度で粘土に埋めていきます。パーツと粘土のキワなどを特に丁寧に…
2026/4/24(208日目)片面シリコーン完成
マスターピース用の型作りの工程は、通常と同じです。
硬化したシリコーンの粘土面をきれいに掃除、ワックス離型剤をくまなく塗り、反対面にもシリコーンを投入します。必要に応じて真空脱泡をかけます。
2026/4/28(212日目)両面のシリコーン型が完成
可能な限り良質のシリコーン型ができました。
これを何度も作るのはとても無理…と絶望したそんな時!
このマスターピースを丸ごとセーブしておく"反転母型"という工法を使用します。
2026/5/1(215日目)新素材3040レジンを使用した反転母型の準備
「反転母型」技術そのものは古くからあり、うさ工場でもだいぶ以前から取り入れていました。ただし、どんな成形素材を使用しても「素材収縮」(3~4%)から逃れられず、複製品が少し縮んでしまう、ふっくらした肉が痩せてしまうなどの現象に悩まされてきました。
今回、反転母型のために開発された「3040レジン」の存在を知り、早速取り寄せてみました。
組成のほとんどがガラスパウダー(GP)という異質なレジンで、硬化後の収縮率はほぼ0%です。
2026/5/3(217日目)3040レジンの投入
反転母型の作り方は単純で、出来上がったシリコーン型を再度型枠にはめこみ、母型用の樹脂(レジン)を流し込むというものです。ただし、パーツ部分に気泡が入り込んだら使い物にならないので、気泡をうまく抜いていく必要があります。
2026/5/21(235日目)反転母型の成形
3040レジンは粘りがあり、型の表面に気泡が残りやすく、撹拌後に真空脱泡 → 投入後に加圧脱泡 を駆使して、丁寧に気泡を退治していきました。
2026/5/21(235日目)反転型の成形完了(リテイク 2〜3回)
硬化まで90分かかる珍しいレジンですが、作業可能時間が長いので、さまざまな気泡対策をする余裕があります。
(通常のレジンは数分で固まってしまうので、あまり余裕がありません)
2026/5/23~30(244日目)反転型にレジンゲートを設置
チェックに合格した反転型に、プラ材やビニール材などでレジンの流れるゲートを構築していきます。
3040レジンの質感は石膏やタイルに近く、シアノンDWとの相性良好です。
2026/5/23~30(244日目)反転型にレジンゲートを設置
ゲートとパーツの接面積はなるべく小さく、しかし不意にゲートがもげるとパーツが欠損してしまうので、ほどよく強く、細めに作ります。(加減が難しい)
2026/5/23~30(244日目)反転型にレジンゲートを設置
細かい髪パーツ先端なども丁寧に空気の通り道を設置していきます。
ゲート設置が全て終わりレジンがうまく流れるイメージが掴めたら、反転母型の完成です。
2026/6/2〜6(251日目)量産用のシリコーン型を作成
反転母型を型枠におさめ、シリコーンを投入します。
粘土埋めもワックス塗りも必要なく、両面を同時に作ることができます。
体感的には、1セット2週間の型作り → 1日 へ短縮できます。
2026/6/5(251日目)量産用のシリコーン型を作成
くろうさ2先行受注分は約40体ですが、生産効率アップのため、2セットのシリコーン型を用意しました。(同じパーツを2つづつ生産できます。)
2026/6/6(251日目)量産用のシリコーン型を作成
出来上がったシリコーン型も収縮は見られず、原型の雰囲気をしっかりキープしており、今後のパーツ生産の品質にも期待ができます。
→ 次ページ、いよいよ完成見本の作成です。
(個人製造のプラモデルのようなものなので、組み立ては購入者様ご自身で行っていただきます。)
ただし、シリコーンゴム型の寿命は短く、複製を50回程こなすと型は使用できなくなってしまいます。
宇宙うさの場合、通常で100個〜200個程のキットを生産したいので、同じシリコーン型が大量に必要になります。
生産効率を上げるため、やや特殊なシリコーン型の製作方法を採用しています。
2026/4/8(192日目)正式な型取りスタート
2026/4/19(203日目)片面粘土埋め完了
くろうさ2の生産用シリコーン型のマスターピースになる型なので、可能な限り高い精度で粘土に埋めていきます。パーツと粘土のキワなどを特に丁寧に…
2026/4/24(208日目)片面シリコーン完成
マスターピース用の型作りの工程は、通常と同じです。
硬化したシリコーンの粘土面をきれいに掃除、ワックス離型剤をくまなく塗り、反対面にもシリコーンを投入します。必要に応じて真空脱泡をかけます。
2026/4/28(212日目)両面のシリコーン型が完成
可能な限り良質のシリコーン型ができました。
これを何度も作るのはとても無理…と絶望したそんな時!
このマスターピースを丸ごとセーブしておく"反転母型"という工法を使用します。
2026/5/1(215日目)新素材3040レジンを使用した反転母型の準備
「反転母型」技術そのものは古くからあり、うさ工場でもだいぶ以前から取り入れていました。ただし、どんな成形素材を使用しても「素材収縮」(3~4%)から逃れられず、複製品が少し縮んでしまう、ふっくらした肉が痩せてしまうなどの現象に悩まされてきました。
今回、反転母型のために開発された「3040レジン」の存在を知り、早速取り寄せてみました。
組成のほとんどがガラスパウダー(GP)という異質なレジンで、硬化後の収縮率はほぼ0%です。
2026/5/3(217日目)3040レジンの投入
反転母型の作り方は単純で、出来上がったシリコーン型を再度型枠にはめこみ、母型用の樹脂(レジン)を流し込むというものです。ただし、パーツ部分に気泡が入り込んだら使い物にならないので、気泡をうまく抜いていく必要があります。
2026/5/21(235日目)反転母型の成形
3040レジンは粘りがあり、型の表面に気泡が残りやすく、撹拌後に真空脱泡 → 投入後に加圧脱泡 を駆使して、丁寧に気泡を退治していきました。
2026/5/21(235日目)反転型の成形完了(リテイク 2〜3回)
硬化まで90分かかる珍しいレジンですが、作業可能時間が長いので、さまざまな気泡対策をする余裕があります。
(通常のレジンは数分で固まってしまうので、あまり余裕がありません)
2026/5/23~30(244日目)反転型にレジンゲートを設置
チェックに合格した反転型に、プラ材やビニール材などでレジンの流れるゲートを構築していきます。
3040レジンの質感は石膏やタイルに近く、シアノンDWとの相性良好です。
2026/5/23~30(244日目)反転型にレジンゲートを設置
ゲートとパーツの接面積はなるべく小さく、しかし不意にゲートがもげるとパーツが欠損してしまうので、ほどよく強く、細めに作ります。(加減が難しい)
2026/5/23~30(244日目)反転型にレジンゲートを設置
細かい髪パーツ先端なども丁寧に空気の通り道を設置していきます。
ゲート設置が全て終わりレジンがうまく流れるイメージが掴めたら、反転母型の完成です。
2026/6/2〜6(251日目)量産用のシリコーン型を作成
反転母型を型枠におさめ、シリコーンを投入します。
粘土埋めもワックス塗りも必要なく、両面を同時に作ることができます。
体感的には、1セット2週間の型作り → 1日 へ短縮できます。
2026/6/5(251日目)量産用のシリコーン型を作成
くろうさ2先行受注分は約40体ですが、生産効率アップのため、2セットのシリコーン型を用意しました。(同じパーツを2つづつ生産できます。)
2026/6/6(251日目)量産用のシリコーン型を作成
出来上がったシリコーン型も収縮は見られず、原型の雰囲気をしっかりキープしており、今後のパーツ生産の品質にも期待ができます。
→ 次ページ、いよいよ完成見本の作成です。